ハイエースの両側面にハンガーを取り付けたい理由
車中泊仕様に改造する手始めとしておっさんの希望がある。
それは、車内の収納として天井部分も大いに活用したいと言うことだ。
そんな希望を叶える方法をネットで探していると、側面ハンガーと言う機能があるじゃないか。
その側面ハンガー間を繋いで収納スペースを作る方法が紹介されていた。
なるほど、なるほど、この作戦で行こうじゃないか。

今はハンガーの無い、こんな感じを・・

こんな感じ(黒でイメージ描いてみました)で両側にハンガーを取り付けたいんです。
ハンガー取り付けの方法を比較(業者vsDIY)
ネットで調べてみたら、たくさん参考資料が出てくる。
取付まで全てを業者に頼むものから、材料一式を購入してDIYで取り付けるもの。
材料自体も自分で集めて全てDIYで作るパターンと色々ある。
業者に頼む場合は3万円くらいからある。
材料一式では1万円くらいとなっている。
材料も自分で集める場合はもう少しお安くなると思われる。
売っている材料を見た感じ、ホームセンターで集められそうだ。
DIYが好きなおっさんとしては、材料から自分で集めて作るの一択だ。
どれどれ、ネット上でハンガーの取り付けDIYを見て研究してみようじゃないか。
手順としては屋根部分のフックを専用のヘラで取り外し、さらに側面のプラスチック部分も取り外す。そして車体側面の金属部分に取り付けていくのが定番の手順のようだ。
その金属部分への取り付けには特殊なネジを使うことが多いようだ。
理由としては、ビスのメス側(受け側)がオス側が入ってくるまでその位置に止めておくことが難しいようだ。(言葉で書いても解りにくい・・)
側面ハンガーを作ってみる
同じように悩む人はいるもので、止める用のビスも売られている。
クリップとねじ部分が合体した材料だ。
但し、その材料も5つのクリップねじで1000円以上もする。
止める箇所は6ヶ所あるので2つは必要だ。
(2000円か・・・)作り自体は単純なのに1000円ってどうよ・・・
と思ったおっさんはとりあえず普通のビスを買って、取り付けることにする。
できなければその時考えよう。でも何とかなる気がする。
更に専用のヘラについても、機能的には定規のような硬くて薄いヘラ状のものであれば大丈夫だと思われるので、こちらも鉄製だが、釘抜きで代用しようと思っている。
Step①:まずはホームセンターで材料調達
それでは、まずはホームセンターへ向かって、ハンガーになりそうな部材を探してみる。
ありました、ありました、ちょうどいい部材がありました。
その名もスペーシア。
車みたいな名前ですが、直径2センチ程の鉄パイプです。
2メートル以上の長さで880円とお手頃価格。
そして、取り付け用のねじ部分については20本入り180円のねじを購入。
更にホームセンターをウロウロしていると、ネットであったクリップねじらしきものもあった。
200円とお安いのでこちらも併せて購入。
後は鉄パイプと側壁の間に入る凹の形になった金属を購入。
これで一応の材料はそろった。

これでできればお安く(約3000円)作れる。
さて、それではネットで作り方についてもう少し、おさらい。
①屋根のカバーを取り外す
②側面のプラスチック部分を取り外す
③側壁と凹パーツを繋ぐ
④パイプと凹を繋いで完成
Step②:内装の屋根部分を剥がす
今回の難問は③だろうなあ。まずは釘抜きで屋根カバーを外す。
結構強引に外すようだ。
折れたり割れたりしないか心配になるくらいの力加減だった。

取り外した部品を見たところ、基本的に一度はめたら外すことはない作りになっている。
返しがあって、外れにくい作りなので強引に外すしかない。
ちょっとビビりながら一応の取り外しは完了。
今回の取り外しでは屋根全体を取り外さず、部分的な取り外しで対応しようと思っている。
Step③:側面のプラスチック部分を取り外す
次に側面のプラスチック部分を取り外す。
その前にシートベルトが邪魔だ。
まずはこれを外さねば・・あれ、いきなりカバーから外し方が解らない。
ネットで取り外し方を調べるが、その辺の説明をしてくれているサイトが見あたら無い。
しょうがないので外している画像を探し、せめてどこが軸になって外れるのかを調べてみた。
下から外すようだ。
ここに爪を突っ込んで割るように開けてみた。
ふ~、開いた。車自体を触って改造なんてしたことないので、いちいち解らない箇所にぶち当たる。
この辺も記録として残しておこう!

さあ、側面と屋根のカバーが外れてビスを止める鉄フックが見えてきた。
そこにビスを通してハンガーを止める凹を固定するわけだが、ここが一番の難問だ。
Step④:側壁と凹パーツを繋ぐ
まずは、ホームセンターで見つけたクリップネジを試してみよう。
クリップ部分が届かん・・・これは失敗だ。
180円が無駄に終わった・・

どうしようか・・えー、そもそもネジの受け側(メネジ)部分がネジ(オネジ)が刺さるまで凹部分に止まっていればいいんだろ。
それじゃ、テープで張ってみるか。
若しくはラジオペンチで挟んでネジ(オネジ)が刺さるまで頑張ってみるかしてみよう。

結構大変だったが、なんとか固定することが出来た。
ここまでくれば後はパイプと凹を繋ぐだけだ。


Step⑤:パイプと凹を繋いぐ
まずはスペーシアをカット、金ノコで切っていく。
これが結構な重労働だが、DIYなので仕方ない。

ん?ちょっと待てよ・・・ドライバーが入らないじゃん・・・
想定では、パイプの片面に穴を開けて固定しようと思っていたが、それじゃドライバーが入らない。
そこで、パイプの両面に穴をあけて貫通させる。
そして、固定することにした。
ちょっと、ネジの頭部分が見えるのが気になるけど、機能的には問題なさそうなので、良しとします。ふー、これで側面のハンガーが完成。
ハンガーの長さもお好みで決めれるので、一番奥まで伸ばしてやった。
Step⑥:側面ハンガー完成
両サイドにハンガーが設置できた。
この間を紐で繋いだりすれば、なるほど収納スペースにもなりそうだ。
強度も申し分ないので、ハンガー作戦は成功!

まとめ・やってみた結果と反省点
強度も十分だし費用も3000円程度と注文するよりかなりリーズナブル。
何より長さや位置を自分でカスタマイズできるのがなんともありがたい。
そして、このスペーシアの部品が今後のハイエース改造計画に大きく関わってくるのです。
今後の課題
今後はできれば溶接なんかもしてみたいなあ。
フック付きのビスも自分で作れるのに・・・
難易度 ★★★★★
ここは、難易度最高の「5」です。
やっぱり、屋根のプラスチック部分を残しつつ、ペンチでビスを握りながらハンガーを留めるのはかなりの根気と運が必要です。(「③側壁と凹パーツを繋ぐ」の作業のこと)
時間があればできるでしょうが、あんまり効率的ではありません。
フック付きのビスが使えればもっと難易度も下がると思いますが、おっさんの方法では2回目はちょっと考えたい感じです。
皆さんがDIYされることがあれば、参考にしてみてください。
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