車中泊と言えばベット、ハイエースのベットをスペーシアを使ってDIYしてみる

車中泊用ハイエースのDIY

ベットをDIYしてみる。

ハイエース改造計画では30cm程、床から浮かせてベット部分を作ろうと思っとります。
それではまずは、情報収集のためにGoogle先生に聞いてみると、皆さん色々やってます。やはり業者に頼む方法、DIYでやりきる方法とがあるようです。車はやはり一台一台個性があるのか、それぞれカスタマイズが必要らしく、特注になるようで業者に頼むのと数十万円以上もする・・・はい、おっさんには無理。
但し、ネットの画像からいろいろと参考にさせてもらいました。

ベットとなる素材の選定

それでは、DIYで作るとして、材料はどうしようか? Google先生によれば、2×4(ツーバイフォー)材を使うサイトをよく見かけた。確かに木なら加工も比較的楽だし。おっさんも当初は2×4で行こうと思ってました。しかし、これまで作ったハンガーで使っていた材料。その名もスペーシアの可能性をヒシヒシと感じていて、ベット部分もこのスペーシアが使えるのでは・・と考えていた。まずは2×4とスペーシアの違いを検証してみよう。

スペーシアが優れている点

・強度が高い。
・体積が少なく済む。(省スペースで作れる)
・規格が一定である。
・ジョイント部分の素材が多い。
・軽い。
・時間の経過とともに変化することが無い。(2×4は木材なので段々と捻てくる)

2×4が優れている点

・加工がしやすい。
・木材なので、縦横どちらでもカットできる。
・安い。(1m当たり、2×4は250円程度、スペーシアは500円程と約半額)

う~ん、どちらも一長一短だ。結論として、今回の寝床は全体的に取り外しを可能にしたいので取り外してもまた元に戻すことができる必要がある。規格として今一つ信用できない2×4よりは、やはりここは変化も少なく、一定の規格で出来ているスペーシアを選ぶことにした。値段は2×4の倍とはいえ、10m買っても5000円なら問題ないだろう。

ベットを支える骨格となる部分を作る

まず、今回の寝床の一番の肝になる部分を取り外し可能だが、固定する仕組みを考えてみる。

これが基本となる骨格部分。「どこが?」と思うかもしれないが、この縦の2本のスペーシアがハンガーと床に固定されて動かないことで、これから連結する他の寝床部分も固定されるという寸法だ。
この固定にはスペーシアのジョイントを使っている。下の写真がジョイント部品だ。

下部は床にネジで打ち込んで固定したジョイントに埋め込む形にした。

これで、上下を固定して、基礎部分は半分完成、後は反対側も同じようにする。

片側はサイドテーブルにしてみる

反対側も同じように基礎部分になるわけだが、こちらはもう一工夫を施し、サイドテーブルを兼ねた作りにしたいと思っている。それがこれだ。

窓と同じ位置に出っ張りを作り、ここにコンパネ(木の板)を敷いてサイドテーブルとしたい。これで両サイドの骨格部分ができた。

そして、中心部分の骨格を作ってみた。基礎部分に繋がっているのと、足部分は床板にビス止めされているので動かない状態にできた。
サイドテーブル側に通路が出来ているが、この部分は取り外しができるようにして、前後を移動できるようにしている。又、ハッチバックの前も板が取り外せるようにして、ハッチバック側からの乗り降りがスムーズに行える仕様を考えている。
ちなみに、各スペーシアにビニールテープを巻いているが、これは分解したときにどの部品がどこに使っていたのかが解らなくならないように張っている。実際におっさんが作っている時に、「あれ、これどっちやったっけ??、微妙に合わへん・・・」と言うことがあった。

サイドテーブルの天板

さて、それではサイドテーブルだが、テーブルとスペーシアの接触部分には釘なんかは使いたくない。簡単に取り外せて、それでいて車の揺れでは外れないそんな仕組みにしたい。そこで、車の内装のカーブ部分やスペーシアの引っ掛かり部分を生かした仕組みにしてみた。

これが、前部分になる。まだ案だが、これなら外れないだろう。

こちらは後ろ部分、この前後が1枚のコンパネで作れたら、簡単には外れないサイドテーブルになる。

これが、上下サイドテーブルと真ん中の板を設置してみたところだ。なかなか広いじゃないか~。おっさんも満足。

出入口付近もベットにする

お次は、前の部分に取り掛かる。ここの狙いは後部座席の上に作ったテーブル部分が使えて、寝る時は寝床の一部にもなる、可動式の箱で作ろうと思っている。

写真ではスペーシアを四角にして、板を乗せただけだが、後々は箱にして、収納の一部に使用と思っている。

この箱3つ追加のコンパネで前部分の寝床が出来上がった。なかなか広い。

通路部分

さて、通路部分になる箇所だが、ここは通路として使うが、寝る時は寝床の一部として有効に使いたい。だから、取り外しができるようにせねば・・
さて、どうしたものか・・そこで、考えたのが、ジョイント用の骨格を作ることだ。

スペーシアのジョイント部品を使って、取り外しができる部品を作ってみた。そして、通路部分に使ってみた。

これが骨格を繋いだ状態。後はこの骨格の上にそれぞれコンパネをぴったりにカットして載せていく。

ブログ上では簡単に完成した風になっているけど、ここまで来るのはなかなか大変だった・・・。けど、十分DIYを楽しんで作ることができ、満足です。

中央の板には指を入れれる穴を作っていて、引き上げることを可能にしました。通路部分、ハッチバック前部分は取り外し可能です。

まとめ

ここまで作ってみましたが、やはり2×4ではここまで精度の高い寝床は作れなかったと思います。スペーシアの規格通りの材料と強度があっての完成でした。

材料費としては、ざっくりですが、約4万円くらいでしょうか
スペーシア15本 15000円
ジョイントいろいろ、7000円
コンパネ 9枚 10000円
その他(ビス、ビニールテープ等) 8000円

DIY好きのおっさんにとってはDIYを楽しんで、ハイエースの寝床ができたんなら、言うことなしです。
でも、まだまだ改造は終わりじゃありません。こうご期待!

難易度 ☆☆★★★

作る上での難しさと言うより、素材の選定と強度を担保する仕組みが難しかった気がする。
壁に密着させないと強度が弱くなるし、一つ一つサイズが異なるのでそこが難易度を上げていたと思います。
サイズが決まれば、作る難易度は低かったかな。
と言う訳で難易度は「3」です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました