ハイエースのリアゲートにカーテンを付けたいが、問題は突っ張り棒の固定化・・この手で行こう！

リアゲートにもカーテン欲しいよね

リアゲートのカーテンはどうしよう・・
ここもこれまではマグネットで窓枠に張り付ける仕様だった。この場合、張り付ける際にリアゲートを開き、上向きになって貼り付け作業をする必要があった。めんどくさいし、リアゲートを空けて作業をするわけだから、寒さや雨の日は更に億劫だ。(実際に雨の時に張ってみて、ゲンナリした・・)

リアゲートのカーテンへの要望

カーテンに望むこととしては以下の感じで考えている。
・できるだけ、扉に近づいて張れること。
・これまでと同様に車体には何ら加工は施さないこと。

作戦

最初に考えたのはハンガーを利用できないかを考えた。
ハンガーが利用できれば、作業はだいぶ楽になるだどう。しかし、幾つか問題があった。

ハンガーから窓枠まで、結構な距離がある。「できるだけ扉に近づける」と言う目的から外れてしまう。又、ハンガーの位置的に、窓枠の上部が隠せないことが分かった。
これらの点から、ハンガーを使うのは断念した。では、どうする？
上の写真のプラスチック部分と車体部分に溝があるじゃない。そこを使って、枠ができないだろうか？

イメージ図

そう、こんな感じで木をカットして、ポールを通したカーテンハンガーができないかしら・・？

ここに枠ができれば、窓にグッと近づくし、窓の上部も隠せるんじゃなかろうか？
使う材料としては、木で枠を作り、プラスチック部分への引っ掛けにはアルミを使おう。

アルミをカットして

木枠に取り付ける。爪みたいにする感じ。

取付

爪部分をプラスチックの中に引っ掛けてみる。
お、強度的にも行けそうだ。
ではでは、木枠の完成品を作ろう。

こんな感じ

まずは片側の爪をはめ込んでみる。

お次に反対側もはめ込んでみる。

枠完成！

イメージ通りになった。良かった。

うん、うん、強度も窓枠への密着度も申し分なし。
枠としては作戦成功だ。

カーテン部分の作成

ポールに通す部分を革で作ってみた。これは側面のカーテンと同じ。

うん、うん、いい感じだ。窓枠いっぱいにカーテンが引けて中を覗くことはできない感じだ。

「シャ」っと開いて、「シャ」っと閉じることができる。これまでのマグネット式より格段に楽ちんになった。
付け加えて、カーテンを何処にしまったかが解らなくなることも無いでしょう。

カーテンの留め具が要るな・・

カーテン化はできたが、走行中は柱に巻き付けている。
そうすると、カーテンがバサバサする。
そんでもって、バックミラーが見えにくくなって「い~~~」ってなる。
必然的にこんな要望が出てくる。

・カーテンが走行中もバサバサしないようにしたい。
・カーテンの開け閉めはできる限り簡単にしたい。
・お金はかけたくない。

まずは素材集め

カーテンは帆布を使用し、ポールに通す形になっている。
ピールに通す部分は革職人でもあるおっさんが革を使って作ってる。
できれば、革で作れないだろうか・・・
余った革で作れば、コストもかからない。

革の端切れを取ってきて、バンドの形にカットしてみる。

これにホックボタン(カシメとも言う)を使ってカーテンストッパーを作ろう。
と、思ったが、「できるだけ簡単にしたい」と言うおっさんの思いから、ポールにくっつける部分は
ホックボタン(カシメ)を使い、カーテンを止める部分は磁石にしよう。
その方が、カーテンの開け閉めが楽だろう。
磁石を革に埋め込むのが面倒だが・・・

黄色い布の中に磁石を埋め込んでいる。
革に直接貼り付けても磁石の磁力が弱いので、革をカットして、
黄色い布中に磁石を入れて磁力を高めてみた。

さて、完成だ。まずは、バンドをホックボタンでポールに巻き付けて止める。

カーテンを丸めて磁石を使ってバンド内にカーテンを巻き込んで留める。
うん、強度も問題なさそう。
カーテンの開け閉めも予想通り楽ちん。

反対側も同じようにバンドをポールに取り付けて・・・

磁石でカーテンを留める。
うん、完成。革も磁石もこれまでのハイエース改造で余った材料でできたので、プライスレス！
見た目も、こ洒落た感じになって、おっさんもご満悦です。

革だけでマグネットを留めたら磁力が弱いので、そこは布で留めて手間をかけてみました。
留め方はこんな感じ。

楽ちんカーテンの出来上がり～

感想

サイドのカーテンと合わせて、革のアクセントがあって、見た目も良くなったし、なによりカーテンとしての機能が格段に上がっている。そんなことから、まずは成功と言っていいでしょう。
それでも、まだまだ改良を加えていけるよう、「ああしたい、こうしたい」と言う意識で車中泊をやっていきたいおっさんでした。
その一つがカーテンの留め具、カーテンを作ったときはこれでも良いかなと思ったけど、実際に使ってみると「い～～～」ってなって、留め具が要るな。と思った。
これからも、「い～～～～～」ってなることを一つ一つ解決していきたいな。

難易度　☆★★★★

このリアゲートカーテンの難易度の付け方としては、検討部分で難易度が上がった感じです。
アルミで爪をつくって、隙間に引っ掛ける仕様。
これの気付きが難易度「4」となりました。
作りとしてもサイズにかなりの正確性が求められ、難易度が高ったと思います。
まあ、出来上がりにはかなり満足しています。