車内を転がる、あいつ「SRS-X1」をどうにかする!

車中泊用ハイエースのDIY

SONYの「SRS-X1」 は丸かった!

何度も言うが、おっさんのハイエースにはカーナビが無い。
カーナビどころか音を出す機器はラジオしかない。
そこで、おっさんはネットから配信される音楽をBluetoothを通して
スピーカーで聞いている。最近はのお気に入りの音楽メディアはSpotifyだ。
よく聞くのは80年代、90年代の洋楽チャート、これがなかなか良い感じ。
中学、高校時代を思い出させる・・話がそれた。
さて、そこで、使っているスピーカーがSONYの「SRS-X1」だ。
音質は良いと思うし、場所を取らないし、5~6年使っているが、バッテリーも問題ない。
お気に入りの一品だ。

こんな感じで、丸くてかわいいやつだ。
しかし、その丸さが仇となって、ハイエースの動きに合わせて転がる転がる・・
転がらないようにタオル何かを置くと、音が籠り、スピーカーとしての威力が半減される。
しょうがないので、センターコンソールにある後部座席用のドリンクホルダーに突っ込んで安定させているが、何とかしたい。

おっさんの要望

できれば音は上から聞こえる感じにしたい。
そんなわけで、スピーカーの配置についておっさんの要望はこんな感じだ。
・車に入ったら、スピーカーを簡単に吊れるようにしたい。
・但し、家でも使うので取り外しも簡単にしたい。
・あまり目立たないようにしたい。
・お金をかけたく無い。

アルミの板棒を使う。

まず、スピーカを車内の上部に配置する為に、今回の基本コンセプトは「吊る」スタイルにする。
「吊る」に当たっては、スピーカーの音を出している空洞部分を利用する事にしょう。
このコンセプトに沿って、おっさんの家に余っていた材料のアルミ板棒を使うことにする。

幅は2cm、厚み5mmのアルミの板棒を加工してみる。

まずは、カットする。

バイスを使って、曲げてみる。

一応、想像していた形になった。
UFOキャッチャー風のクレーン型にしてみた。

使い方はこうだ!
うん、なかなか良い感じにできたと思う。
これで、車内のどこかに吊れるだろう。

設置

車内を見渡し、程良い場所として、カーテンレールで使っているコンパネ板に取り付けてみる。
座席の中央にあり、頭より高い位置に設置できる。
ここが良いだろう。

ふむ、存在を主張せず、「何に使うんだ?」的なフックが配置できた。

スピーカーを付けたらこんな感じ。
うん、良い感じ。
バックミラー越しに見えるが、「後方が見えなくなる」程じゃない。
ここで落ち着いてもらおう。

問題発生!

しかーし、この2cm程度のアルミの場合、車のちょっとしたブレーキで外れてしまう・・・
おっさんが、運転している時にその事件は起きた。
ブレーキを踏むと同時に今聞いていた音楽の音が小さくなったり、大きくなったし、何やらボールが跳ねるような音が後部でするじゃないか。
原因はこの高さからスピーカーが落ちて、音楽を鳴らしながら、転がったためだ・・
「落ち着け、スピーカー!!」と訴えたが、その後も車が止まるまで、
スピーカーは音楽を鳴らし続けながら、車内を転がり倒していた・・・

おっさんの追加要望

コンセプトは悪くなかった!!(はずだ・・)
そこで、スピーカーの丸みに合わせた作りとすることで、ずり落ちない仕様に変更する。

丸みに合わせた、フックを作る。

材料は、アルミの0.3mm板を使うことにする。
この板は薄いので加工は簡単だが、強度的には問題がありそうだ。
つまりは、暫定対応、落ちないかの確認用に作ってみる。

型紙で型を作って、アルミをハサミでカットしていく。

何ともブサイクだが、カットと加工をやってみた。
あまりにもブサイクなので、テスト前にもう一つ作ってみた。

左が1発目、右が2発目、右の方がカットの後や丸み部分が上手く出ている。
まあ、どちらも暫定ではあるのだが・・・

後は、アルミの角でスピーカーに傷がつきそうなので、ビニールテープを巻いてみた。
そして、前回の「フック初号機」を取り外し、「フック2号機」に交換だ。

スピーカーの丸いフォルムを包み込むような形状、左右の揺れにも動じないホールド感・・
素晴らしい。おっさんの想像通りだ。

まずは、この状態で暫く使ってみて、問題点や強度的に難しくなったら「フック3号機」に取り掛かるとしよう。
それまでは、この「フック2号機」で音楽ライフを楽しむこととする。

難易度 ☆☆☆★★

「フック初号機」「フック2号機」の難易度は星2つとしておこう。
作り自体の難易度は高くないが、設計に問題があった。
「フック2号機」で問題が無ければ、次回の「フック3号機」は厚みを持たせた板で
曲線を作っていくことになる。均一に曲線を作るのはきっと難しいだろうなあ・・・
と思っているおっさんでした。

追記

実証実験を繰り返した結果、やはり「フック2号機」には限界があった。
使い続けるうちにアルミ部分がヘロヘロになり、走行中にスピーカーが転がる事態になってしまった。
そこで、更なる改良を加えて、「フック3号機」を作ったので、そちらも見て頂きたい。

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