車中泊で基本となるハイエース側面のカーテン化計画を革・生地・木材を使ってDIYしてみる。

車中泊用ハイエースのDIY

おっさんの思い

一応ハイエースの車中泊仕様への改造は完了したと思っていましたが、実際に使ってみると色々と要望が出て来ます。
その中で早く対応したいものが、カーテンでした。
今のハイエースのカーテンはマグネットで張り付けるタイプにしています。
これが意外とめんどくさい。
マグネットの磁力が弱いのか、すぐ落ちるし、同じ生地で作るとどのカーテンがどの窓部分なのかが分かりにくい。
そんなわけで、通常のカーテンのように「シャ」っと開け閉めできるようにしたいわけです。
そこで、最初に思いついたのが、以前作っていた側面に取り付けたハンガーポールを利用する方法。

確かに、これならハンガー部分にフックでもつけて、カーテンが出来そうです。
しかし、いくつか問題が・・
・1つ目、フックのような金具を使ってカーテンを作った場合、ハンガーを車体に留めるために金具で止めているのですが、その部分が邪魔でカーテンの開け閉めができない。
上の写真ではわかりにくいですが、ネジ部分がカーテンの動きを邪魔するんですよねえ・・・
・2つ目にハンガーにカーテンを吊った場合、カーテンの下部分が窓から離れてしまう。これだと車内の空間が狭く感じられ、圧迫感があるんじゃなかろうか・・・できれば、窓に密着させたい。そんなわけで、どうしたものか・・・

カーテン用に別枠を作る

そこで、おっさんは考えました。窓枠に更にカーテン用の枠を作ろう。そう、こんな感じ。


これなら、カーテンの移動も「シャ」っとできそうだし、上下のポールを使えば、窓枠に密着した状態にできそう。
後はカーテン部分になります。そこはこれまでマグネットで留めてきた、生地で作ることにしよう。

細部のこだわり

でも、窓の丸み部分にはカーテンが届かないので、車内が丸見えになってしまっています。それは、これで対応。

おっさんは革製品も作るのですが、革鞄を作る際に使う底板です。
板とはいえ、樹脂のように曲げることもでき、そこそこの強度もあります。
それを窓枠の型にカットして、ガラスと車体の溝に埋め込んでみました。

良い感じに埋まってます。

うむ、木枠もいい感じに埋まった。
ちなみに木枠はどこにも固定せず、窓枠に押し込んでいるだけです。
窓枠より3ミリ程長い木にして、押し込んでいる状態ですが、今のところ外れる気配はありません。
次にカーテン部分ですが、このポールに生地を通す作戦です。
フックにしようかとも思いましたが、フックの場合、ポールより上部分から中が見えそうだと言うことで、革職人らしく革でポールに通す穴を作ることにしました。

カーテン部分の作成

カーテン自体は帆布を使ってミシンで縫おうと思っていますが、それをポールに吊るすには革で釣ろうと思ってます。
まずは余っている革を見繕って、型をとっていきます。

100均の方眼紙を使って、型を取ります。

カットして~、ポールが通る穴を開けて~

手縫いなので、革を縫うための穴を空けて~

縫っていきます。×8か所。意外と多い・・・

組み立て

さて、既に出来上がっている枠とカーテンを合体させます。

出来上がったカーテンを通していきます。

お~、いい感じです。

最初の想定では下のポールにもカーテンを通す必要があるかと思ってましたが、窓に十分密着した状態になってます。これなら、下のポールへの通しは不要でしょう。
ポールの上部分も十分に隠れて外からは見えなさそうです。

外から見た感じですが、そもそもガラスが内部を見えにくくしているのでそんなに見えない感じでした。カーテンが届かない部分も樹脂で作った目隠しに阻まれて車内は見えません。
完成度としては満足です。

まとめ

これまでのマグネットを使ったカーテンより、カーテン自体がどこに行ったか分からなくなることが無くなりました。更にカーテンの開け閉めが楽になったし、当初の目標は大きくクリアーできたと言っていいでしょう。
今回の改良は成功でした。ふ~、良かった良かった。

難易度 ☆☆☆☆★

革はもともと専門なので、布を使った加工はおっさんにとって難易度は低いです。
ポール部分も2×4材のカットとドリルでの穴あけだけなので、簡単でした。
出来上がりとしては十分満足していますが、難易度は「1」としました。

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