おっさんが余った革で作る。レザークラフトの免許証専用のケースをDIYしてみる。

レザークラフト

レザークラフト・免許ケース

お嫁ちゃんの友達の女性がペンケースをご所望で、
ちょうど気に入ったペンケースがあってその時はお買い上げ頂いた。
その時の会話
友人:「なあなあ、そう言えば免許証用のケースも欲しいねんなあ」
おっさん:「お~、できそうやけどな・・」
友人:「免許だけのシンプルなやつがええねんなあ」
おっさん:「ええよ、作っとく」
友人:「急がんし、ゆっくりでええから、お願いできる?」
おっさん:「了解、了解、まかせて~」(軽く請け合ってしまうし・・・)
それから、1年と半年・・・・経って、今に至ると・・・

ようやく、重い腰を上げて作り始めた・・

「いかんいかん、いい加減遅いやろ・・・」と常々思っていた免許ケース。
それではまず、免許ケースとはどういったものかをGoogle先生に聞いてみる。
免許ケースとただのカードケースに違いを持たせることはできるのか?
通常のケースは表面がクリアになっていて、定期なんかを入れるようになっている。
同じであれば、別に「免許証ケース」と改めて言う必要はない。
そんな、思いをもって検索すると、免許証の顔写真と有効期限だけが見えるケースがあった。
なるほど、本人確認用の写真が見えて免許の有効期限が解る仕様ですか。
はい、採用しましょう!

デザイン検討

デザイン自体はほぼ確定している。
免許証だけが入るシンプルな革カバーを依頼されていてそのカバーには免許の顔写真と有効期限だけが見えるようにする。
問題としては、写真や有効期限の位置を決めること。
これは、100均の型紙で間に合わせよう。

縫い合わせ

型紙で型を取ったら革に転写すてみる。
少し大きめにカットして、手縫い用の穴をあけていく。

その穴に沿って開けていくのが手縫い。
よく「手縫いの時に革に針を通すのは力要るでしょ?」と聞かれるが、
針を直接通すのは無理!
ミシンなら針で穴をあけつつ縫っていけるが、手縫いでは穴は事前にあけておきます。
当然時間はミシンの比じゃないくらいかかります。
それでも手縫いを続けているのは、新作の場合に想像していた形にならないことが多い。
特に革の場合、厚みも硬さもあるので強引に縫い合わせるのが難しい場合が多いのです。
でも、手縫いの場合は事前に穴をあけておくので穴の数を縫い合わせる革で揃えるため、事前に形が想定しやすいと言うメリットがあると思っています。
特におっさんのように作りたいものを作りたい数だけ作るような場合、ミシンの速度や完成にバラつきもなくなるので、手縫いがお似合いだと思ってます。

さて、2枚の革を張り合わせて縫い上げました。

免許証を入れたらこんな感じ。
顔写真と有効期限だけが見える感じで想定通り♪

仕上げ

後は余分な革を切り落とし、コバを磨いて完成です。

完成品はこんな感じ。

免許証を入れるとこんな感じ。

感想

「ちょっと欲しいな、でも買うのは如何なものか・・・」と思う時ってあると思うんですよ。
正に今回の免許証ケースがそうな作品でしょう。
無くても一向に問題ない。けど、あれば入れておきたいそんな一品だと思います。
定期券入れを代用すれば100均でも売っていますが、それなら別に財布の中でもいいじゃん・・
ってレベルの作品を自前で作れるのは何とも楽しいことです。
これからも「無くてもいいけど、あったら嬉しい。」
そんな作品を作っていければなあと思うおっさんでした。

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