賃貸か買い家か・・・
生活基盤である住居については何時の時代も「賃貸」か「買い家」かで議論になると思います。
おっさんはと言うと、「賃貸」派です。
では賃貸の方がいいんじゃね?って思う理由について、これから書いてみたいと思います。
因みにこの考えはおっさんの日頃の生活の中でボヤっと感じたことを元に書いてますので、悪しからず。
では、この記事を書いている(2019年7月)現在、おっさんの父親は75歳、おっさんは45歳とまさに8050(はちまるごーまる)問題の真っただ中の世代です。
そんな親は、と言いますと大阪は千里に団地を購入し、35年ローンを組んでつい10年ほど前に完済しました。お疲れさまでした。
団地は2LDKの大きさで、ごくごく普通の家庭だと思います。
しかし団地も老朽化が進み、住民間ですったもんだがあって、ようやくマンションの建て替えが実現し、数年前に入居しました。
親世代の住宅事情
そんな、父親の住宅事情はこんな感じです。
父親の初任給が当時3万円程度だったらしく、そこから定年退職(60歳)する頃の月収はたぶん40万円と言ったところでしょうか?
就職して数年後に家を購入したわけですが、購入当初のローンは月々7000円程度だったと聞いています。住居の総額は約400万円程度。
購入時は給料3万円の内、7千円のローンなので、給料の1/3を占めていた住居費ですが、完済前では給料40万円に対して7千円のローンなので、約1/50となり、かなり楽になっていたと思います。
これも、ひとえに高度経済成長で毎年給料が上がっていったおかげでしょう。
こんな成長があれば家を買うことに大きなメリットがあったと思います。
おっさん世代の住宅事情
ところが、今のおっさん達はどうでしょう?
おっさんが就職した20年前は初任給18万円程度だったと思います。
そして現在は資格給を含め30万円程、頂いています。
このまま60歳まで働いた場合、40万円程度になるんじゃないかなあ~・・?と思っています。
仮に入社と同時に3000万円の家を買ったとします。
月々7万円の35年ローンを組んだ場合、18万円の給料の約1/3と父親と同じ比率でスタートしますが、60歳では給料の1/5を払うことになります。
この点に関して、親の世代に比べて経済成長による恩恵が受けられていないと思います。
又、その家を売りに出したとして、幾らになるのかを考えた場合、少子化の影響でそんなに金額は付かないのではないでしょうか?高く売れる条件もどんどん厳しくなっていく気がします。
逆に、年老いて定住しようと思った時、少子化が影響して意外と安く家が手に入らないかしら?
なんて、安易に考えたりしています。
そんな理由からボヤっと、おっさんは「賃貸でいいんじゃね?」と思ってます。
賃貸・持ち家の魅力とリスク
<持ち家の魅力>
・最終的に自分の物になり、ローン完済でお金がかからなくなる。
・家を好きなようにカスタマイズできる。
<賃貸の魅力>
・気に入らなければ(隣人とか交通面とか・・)引っ越しで対処できる。
・移住であったり、引っ越しが手軽で土地に縛られない。
<持ち家のリスク>
・ローンを払い続けられる?(そもそも60歳まで働ける?働けたとして想定通り40万円もらえる?)
・地震とかの天災リスクがある。(保険って手もあるけど・・)
・人口減少で価値が下がっていくんじゃね?
・土地に縛られる。
・パートナーが居なくなった場合、動きずらい。(2022年に追記)
<賃貸のリスク>
・持ち家と月々同じ金額を払っていても持ち家に比べて、広さや設備が悪い気がする。
(今の賃貸がそうなのか?そうだったら引っ越しを検討せねば・・)
・死ぬまで家賃を払う必要がある。
2022年に追記
2022年現在、お嫁ちゃんが亡くなってますます賃貸で良かったと思ってます。
家を購入していたら、一人で広いところに居たくないし、お嫁ちゃんを思い出したくないと言うこともあるでしょう。(今のところ、同じ賃貸に住んでますが・・)
老後も払い続けると言うリスクは今も残ってますが、プチ移住、旅生活なんかも考えているおっさんにとってはやっぱり家は足かせになりそうなので、まだ賃貸派で行こうと思います。
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