それでは断熱化DIYを始めます
ハイエースの断熱化について、結構大変な作業なので、3回に分けて記録した。
①準備編
②内装を剥がす編
③今回の記事
材料確認と準備
GS-メタルシート
まずは、材料から確認する。
今回の主役の一人、GS-メタルシートが届いた。
こいつの役割は、熱の移動を遮断することが目的なんですが、どうでしょう?
効果の程は定かではない、冬場の検証まで保留だ。
それにしても、なんせ、30メートルだから、かなり大きく、厚みも十分だ。
スマホをこんな感じで置いても余ってる。
重量もそこそこ、10kgぐらいある。
カネライトフォーム
もう一つの主役、カネライトフォーム。
厚みは1.5cmと2.0cmの2種をご用意。
足りなくなったら、都度ホームセンターで追加する予定。
天井部分の止め方
それでは、作業を開始しよう。
工程としては、こんな感じで実施した。
・天井部分の断熱
・トリム部分の断熱
・床部分の断熱
・トリム・ピラーカバーを元に戻す
この順序がベストかは解らないが、終わってみておっさん的には良かったと思ってます。
GS-メタルシートの固定
まずは、むき出しの天井にGS-メタルシートを貼っていくわけだが、どうやって貼っていこう・・?
貼る前は先人達の動画で仕入れた情報を元に、「スプレーのり」や「両面テープ」でとめることを検討していた。
しかし、天井を剥がしてみて思ったのは天井を肋骨のように支えている部分が使えるんじゃなかろうか?
等間隔に肋骨部分には窪みがあるし、引っ掛かりのような部分もある感じ。
使えるんじゃね?と思ったおっさんでした。
そんなわけで、そこらへんに落ちてた棒を指してみた。
「あ、結構それなりに刺さるじゃん。」ってなりました。
けど、「都合よくここに刺さる形の棒なんて無いよね・・・」と思いましたが、
「あ、ここにあるやん!!」
車中泊用に常備している割りばしが都合よく落ちてました。
割りばしなら、規格も同じだし、お安いし、長さもちょうどいい感じ。
こんな感じで天井にGS-メタルシートを割りばしで押し当てながら貼り付けていったが、接着剤となるスプレーや両面テープは使わずに完全固定が出来た。
すばらしい!!
これは、ハイエースの断熱化を検討している後輩諸氏にも参考になるんじゃなかろうか?
カネライトフォームの止め方
お次はカネライトフォームだ。
ここまでくれば、天井には接着剤は使いたくないが、まずは両面テープで貼り付けてみた。
当然、くっつきはするが車を移動させると、ぽろぽろはがれてくる。
「移動なんかせずに早う貼れや!」って感じだが、平日はお仕事のおっさんが一度に断熱化をやり切るのは難しい。
なので、何とかならないか・・・と天井を見渡すと、GS-メタルシートを留めている肋骨部分に出っ張りがあるじゃん。
何とかならんかね?
そこで考えた結果、加工しやすいカネライトフォームの性質を生かして、カネライトフォームにカッターで溝を掘り、出っ張りに埋め込む方法だ。
こうすると、かなりガッチリ留められる。
この状態で走っても全然はがれない。
接着スプレーも両面テープも使わず天井に断熱材を貼ることが出来ました。
天井部分は接着剤を使わなくても行けたが、側面は難しく、両面テープで貼り付けてます。
天井側のGS-メタルシート
さて、改めて断熱作戦の詳細をメモしておこう。
まず断熱の仕組みですが、こんな構成で考えてます。
ハイエースの屋根の鉄板と車内の天井部分の間に断熱材を入れるわけだが、以下のような仕組みを考えてます。
・①:屋根の鉄板
・②:GS-メタルシート
・③:カネライトフォーム
・④:GS-メタルシート
・⑤:車内天井
この構成の目的としては、GS-メタルシートで温度の出入りを遮断する効果を狙い、
カネライトフォームには保温の効果を期待している。
②・③はこれまでの作業で貼り終えたので、④の部分になる天井側にGS-メタルシートを貼っていこうと思います。
家に保管しておいた天井部分にGSメタルシートを貼り付けていきます。
これは、両面テープで貼り付けてみました。
天井の前部・後部両方にGS-メタルシートを貼り付けて、いざハイエースに戻してみる。
この時の注意点として、カネライトフォームが鉄板と天井の間に収まるかが問題となる。
カネライトフォームは厚さ2cmを使用したが、結論としては、運転席上部はカネライトフォームが入らなかった。
理由として鉄板①と天井⑤の隙間が狭く、GS-メタルシート2枚分の隙間しか取れず、カネライトフォームは残念ながら、取り除いてしまった。
それでも、運転席の上部以外の荷台部分はカネライトフォームの2cmを埋め込むことに成功したので、まあ良しとしよう。
こんな感じでGS-メタルシートでカネライトフォームをサンドイッチする。
天井部分を元に戻すには何かしらで天井を支える必要がある。
おっさんは、内装のDIYで使っているスペーシア(鉄パイプ)で支えてみた。
天井の位置がスペーシアで固定されているスキに天井を留めるパーツで天井部分を固定する。
この時にGS-メタルシートとカネライトフォームが隙間に入り切るかが勝負になる。
おっさんは、運転席上部以外は勝負に勝てた感じ。
側面(トリム)部分
さて、ハイエースの天井は断熱処理が済んだが、お次は側面に取り掛かろう。
既に剥がし終わっているトリム部分の内部を見てみると、空洞になっている。
なるほど、これじゃ、冷気が溜まり寒さが伝わってきそうだ。
と言う訳で、トリム内部の空洞部分にGS-メタルシートを埋め込んでいく。
それでも埋まらない空洞には屋根を剥がした時に出てきた、申し訳程度の断熱材の残りを埋め込んでみる。
更に、タイヤハウスにもGS-メタルシートを巻いていく。
※タイヤハウスって名称もおっさんには初耳でした。へー、そんな名前なんだ~
床部分
その次に、トリムを戻す前に床の断熱も貼っておく必要がある。
床部分を剥がし、食器用洗剤で掃除してみた。
結構汚れてる・・
そして、どこまで効果があるかはわからないが、床の溝部分にカネライトフォームを埋め込んでみる。
天井はGS-メタルシート2枚とカネライトフォームだが、床部分の断熱は基本的にGS-メタルシート1枚となる。
理由としては、床で使っているシートを流用したいことと、その際にあまり厚みを増やせないためだ。
既存の床材にGS-メタルシートを貼る合わせていく。
床材の折り目に沿って、GS-メタルシートもパーツを分割していく。
後は床材を元に戻してみる。
これで、窪み部分にカネライトフォームを敷き、GS-メタルシートを一面に貼り付けた状態で床の断熱も完了だ。
トリム・ピラーカバーのはめ込み
さて、断熱化もいよいよ大詰めだ。
床が貼り終わり、トリム部分も断熱材を入れた。
後は、トリムを戻すと同時にピラーカバー部分を戻す準備をする。
ピラーカバーが被さる部分の下にGS-メタルシートを貼っていく。
トリムとピラーカバー側にもGS-メタルシートを貼り、結果、GS-メタルシートは2重で保温することになる。
ただ、天井のようにカネライトフォームは入っておらず、GS-メタルシート2枚のみの断熱となる。
残作業
一応、大まかな部分の断熱化は完了した。
ただ、断熱は隙間なくやらないと、効果は半減以下となるらしいので、残りも早急にやらないと・・
後の残り部分としてはこんな感じ。
・窓部分
・リアゲート部分
・スライドドア部分
この3か所についても近々対応していく。
この中で一番悩ましいのは・・・リアゲートかな?
まとめ
断熱化の大部分は完了したと思う。
残作業は残っているものの、部屋も元通りになったし、ハイエースも元通りになった。
あれだけ頑張ったのに見た目は何も変わらないのは残念だが、やむを得ない。
冬場までに残作業も終わらせて、どれだけ効果があるのか早く試してみたいものだ。
今回は、この辺で終了とします。
準備編はこちら
内装を剥がす編はこちら
コメント