ことの発端
お嫁ちゃん:はあ、この靴気に入ってて、ずっと履いてたけど、もう限界やなぁ
おっさん:ん?そうか?
お嫁ちゃん:このかかと部分は流石に履いたらあかんでしょ
おっさん:けど、直せるんちゃう?
お嫁ちゃん:そやろ、そう思って、ちょっと調べてんけど、業者に頼んだら5000円以上するみたいやねんなあ。それやったら新しいの買ってよ。
おっさん:え、俺が買うの?なんか、俺が直せそうな気がするんやけど。
お嫁ちゃん:うそん?出来る?んじゃ、出来なかったら買ってな。
おっさん:お、おう・・・(直せなかったら俺が買うのか?あれ?)
と言うわけで、「直せなかったら代わりの靴を買わないといけなくなる」というミッションが始まった。
う~ん、確かにひどいね
けど、革部分は全然大丈夫そう
状態
革靴でかかと部分にあるスポンジを覆うように布が縫い込まれている。
その布部分が長年使って擦り切れている状態だ。
スポンジ部分は擦り切れてはいないのでこのまま使えるが、布部分は取り換えが必要だ。
靴の内と外の2枚の革に挟み込んで縫いあげられている。
この取り換えが出来れば、うまくいきそう。
分解
まずは、スポンジと布が縫い込まれいる部分の糸をほどいてみた。
縫い込まれているのは布だけで、スポンジ部分は布にサンドイッチされている状態だった。
多分、元はミシンで縫ったのだろうけど、糸を通す穴は健在なので手縫いで対応できそうだ。
(レザークラフトの手縫いの場合、事前に縫う穴を空けて縫う作業をする。)
オリジナルの布はチェックのデザインだったが、修理に使う布は茶色の16号帆布にした。
帆布なのでオリジナルの布より強いし、何よりお嫁ちゃんの許しが出た。
完成
これが、片方の完成形だ。
手縫いで同じ針穴を使ったので違和感はなく仕上がった。
茶色い布も不自然な感じは無い。
おっさん:これ、どう?
お嫁ちゃん:うわ、すごい、めっちゃ直ってるやん。ありがとう♪
おっさん:そやろ、結構うまくいったと思ってる。
お嫁ちゃん:買ってもらおうと思って靴選んでたのに・・、でもあの靴が直って良かった。サンキュー。
今回のミッションは無事終了。
お嫁ちゃんも満足したみたいだし、修理ができてよかった。
まとめ
修理に掛かった費用を計算してみよう
材料としては、帆布と糸だけなので¥500と言ったところか。
修理に掛かった時間は3時間程掛かった。
時給を¥1000とすると¥3500その他経費を考えると¥5000程するのかなあ・・
高いと思ったけど、やっぱりハンドメイドで作るとするとやっぱりね。
(熟練の職人だと3時間はかからないだろうけど、熟練の職人の時給は¥1000じゃないだろうからその辺は考慮しないこととする。)
自分で修理や製造が出来たらほんとに安く作ることができる。
最近では動画なんかでも色々とHowTo物が出回って、たいていのことは教えてくれる。
そして何より、自分で作るのは楽しいので、やっぱりDIY、ハンドメイドはやめられない。
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