DIE WITH ZERO

読書感想文

概要

最近話題の本だ。(現在:2024年)
ざ~っくり言うと、「お金を残さず、使い切って逝ってしまいましょう」って内容。

筆者曰く、人生で最も大切なことは、「思い出」だそうだ。(なるほど、そうかもしれん)
思いでを残すために、必要なリソースを無駄なく使うことが大切だとの考えが基本的な思想だ。
更に加えて、思い出には利息が付く。
どう言うことかと言うと、例えば若い頃にインド旅行に行って、思い出を作ったとする。
その思い出は何物にも代え難い思い出になるだろう。
加えて、旅行から帰って来てからもその思い出を思い出すことで、思い出の利息を受け取ることが出来る。
仮に年を取ってからインド旅行に行ったとすると、思い出は当然残るが、利息を受ける期間が短くなる。
全てではないにしても、思い出への投資は早い方が良いと言う考え方だ。

それでは、その「思い出」への投資する為のリソースとは何か?
それは「健康」・「お金」・「時間」となり、この3つをバランス良く使うことが大切だと筆者は言っている。
まず大前提として、思いでを作るのに「健康」は必須と言うことだ。
人工透析をしながらのインド旅行は想像を絶する旅になるだろう。(それはそれで思い出になりそうな気もするが・・・)
次に「お金」を無視して思い出を作り続けた場合、死ぬ間際でお金が不足して老後の不安が残ってしまう。
最後に「時間」を削って、仕事を頑張り「お金」を貯め続ければ、思い出を作る「時間」と「健康」(若さ)を失ってしまう。
「健康」・「お金」・「時間」のバランスが大切だが、現代人は「お金」を貯める為に必要以上に働いている気がすると筆者は語っている。
「健康」があり、ある程度の「お金」が出来れば「時間」を優先して、最終的には「お金」は0(ZERO)で終わるのが望ましいと言うのがこの本の主張だった。

感想

この本の中で、特に40歳~60歳で「お金」重視から「時間」重視にシフトするのが良いのではと書かれている。
「お金」がある程度貯まり、今後衰えるであろう「健康」を考えると、「お金」を生み出す為に「時間」を消費する仕事のウェイトを下げることを検討するべきだとの考えだ。

おっさんは、2024年現在で51歳、まさにウェイトを移す時期に来ているんじゃなかろうか・・・
しかも、ここ最近 Fire (Financial Independence, Retire Early) とかマンダラチャートとかで今後のことをボヤっと考えている最中にこの指摘はいろいろと考えさせられる・・・

確かに、「健康」が無いと始まらないし、「お金」はある程度必要だろう。
でもその「お金」を増やすために51歳からの時間をどれだけ使うべきかは自分で判断せねばならん・・・
誰でもない自分で決めないといけない課題だ。
豆腐メンタルのおっさんだが、何時までも豆腐メンタルと言って結論を先延ばしにはできない気がした一冊だった。
どうする!おっさん!!

豆腐メンタルのおっさんがFIREの為の「マンダラチャート」を考えてみました。
大谷翔平もやってたと言う「マンダラチャート」をおっさんも「残り人生」と言うテーマでやってみた。ちょっと気恥ずかしいがなるほど、おっさんはこんなことを考えてたのかと感じさせるツールでした。みなさんもやってみては如何?
おっさんの悩みは50歳から70歳のロードマップ
ここ最近、人生を振り返り先を模索する今日この頃。おっさんもそんなお年頃だ。何とかして人生の満足度を上げたいとの思いでどうしたらいいのか解らんけど、何とかしたい思いでジレンマの状況を分析している。

コメント

タイトルとURLをコピーしました