まずは本の通りに作ってみよう!レザークラフトで作るチューリップバック

レザークラフト

本格的にレザークラフト

「そろそろ、ちゃんとした鞄も作ってみたいなあ~」と言うことで、本を一冊買ってみた。


作り方もそうだが、本を買った理由としては型紙が同封されていてデザインを検討する必要が無いことだ。(確実に完成するデザイン)
そもそも、今のところ、レザークラフトを始めるにあたって、どんなデザインが作成できる限界なのかもわからない。
例えば革の折り返しは可能なのかとか、何枚まで同時に縫えるかとか、厚みはどこまで考慮するべきかなんて言う実際の情報が絶対的に不足している。
だから、まずは完成できる既存のデザインで作ってみて、レザークラフトの限界を知ろうと思う。

そんなわけで、サンプルデザインを探しに本屋へ行ってみた。
レザークラフト、革製品、と言ったコーナーは大手本屋でもそんなに充実している訳ではなかった。
更に基本的には女性もののデザインが多く、おっさんが使えるようなものは少なかった。
まあ、完成すればお嫁ちゃんに献上すればいいので、問題ない。
なので、デザインを選ぶ基準だが、こんな感じ

・立体的な形
・内布があるデザイン
・ポケットなんかのアクセントがある

「はじめようやさしい革雑貨づくり」(日本ヴォーグ社 )

こんな鞄のデザインを探して、見つけたのがチューリプバックでした。
(おっさんが使うことは無いけどね。)

パーツのカット

カットは基本的にはカッターで行う。
革包丁も持っているが、なかなか使い慣れない。
直角に曲がる箇所の角部分を綺麗にカットする場合などは革包丁を使うが、通常はカッターを使う。

ポイント

その時に注意することは刃はこまめに新しいものに変えて使う。
曲線を切り出したりした場合、刃先が欠けてしまうことが多い。
そうなると、次にカットした時に1回では切れなくなってしまう。
だからちょっとでも欠けたかな?と思ったら、即新しい部分を使うようにしている。
カッター自身はOLFAのカッターを使用している。
これで、十分だと思うんだけど・・・どうでしょう?

制作手順通り、ポケット部分と持ち手部分を作る。
作る手順の基本は小さな塊毎に作っていき、徐々に固まり同士を合体させていく感じだ。
プラモデルと同じ要領ですね。

持ち手とポケットが完成したら、持ち手とポケットを本体に合体させる。

ポイント

本体を先に合体させても作り上げることはできるだろうが、ポケット・持ち手のそれぞれが縫いにくくなるだろう。
より簡単に縫いあげられるように合体の順番は良く考える必要がる。

いよいよ、本体と底面を縫い合わせる。
これで革部分は完成だ。次に内布部分を作る。
内布部分はミシンで縫うので、手縫いよりは断然早く縫うことができる。
しかし、ここで注意したいのが内布部分の大きさだ。
革部分の大きさより大きいと、鞄の中でだぶついて見た目に良くないし、小さいと内布が突っ張って入る量が少なくなってしまう。
但し、だぶつくか、小さいかの2択であれば、おっさんはだぶつく方が良いと思っている。
せっかくの許容量が減ってしまってはもったいないからね。

ポイント

内布のサイズは革のサイズ-1cmを目安にしようと思う。
理由としては、革の手縫いでは縫う穴を事前に開けておくのですが、この穴と革の端との間隔が訳3mm~5mmとしています。
更に縫った際に重なって許容量にならない部分を考慮して、1cmにしようと思ってます。
(説明がちょっとわかりにくいか・・・)

内布作成

内布のパーツをカットし、内布のポケット、本体と縫上げていく。
ミシンで縫うので手縫いよりは楽だ。

合体

出来上がった内布と革本体を合体させる。

ポイント

内布はカットも縫うのも確かに革よりは楽だが、だからと言って無視できる作業量ではない。
内布の作成も意外と手間だし、革部分との結合はサイズの検討など難しい要素もあるので
内布無しの革だけの鞄に1.5倍程度の手間がかかると考えた方がいい。
今回のこのチューリップバックの作業をリスト化すると以下が主な作業になる。

・カット
・コバ磨き
・穴開け(手縫い用の穴あけ)
・縫い
・内布のカット
・内布の縫い
・本体と内布の結合

この中でも内布の作業が意外と重い。
それでも、どちらでも作れるようになろうと思うので、まずは内布付きの鞄を主に作っていくことにしようと思う。

まとめ

完成して感じたこととして、今回の鞄では持ち手部分は革を編んだような作りとなっている。
しかし、今回の革は柔らかい革で作成した。
そうすると、持ちて部分が弱く伸びてしまい、長く使うことはできなさそうだ。
つまり、使い方と革の性質によっては、合わない場合があることを意識する必要がありそう。

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