ちゃぶ台、それは1人でも2人でも3人でも使える机。
ちゃぶ台、それは足を折りたたんで、狭いスペースを有効に使える机。
ちゃぶ台、それは親父が切れてひっくる返すための机。
ちゃぶ台、それは日本人の魂を具現化した机。
と言うわけで、ちゃぶ台を作りたいと思います。パチパチ~
最近では古道具屋でたまに見かけますが、見かける機会が少なくなったちゃぶ台。
ちゃぶ台風の机は最近のデザインで復活していますが、足は金属で出来ていて、少し味気ない。
板羽根で止める基本タイプはとんと見かけなくなりました。
おっさんはそんな最近は見かけないちゃぶ台を作りたいと思います。
ちゃぶ台を作るにあたって、まずは結論から言いますと、胆は【足】です。足の作りがちゃぶ台の全てです。
足さえちゃんと作れれば、天板はどうとでもなります。気に入らなければ直に変更できます。
では、ちゃぶ台の作りをの記録をご紹介しましょう。
足
ちゃぶ台の足は4本あります。(まあ、当然です)
この時、足に使う木材は硬い木材を使いましょう。今回はナラ材を使用しました。
足のデザインと軽量化のためにくぼみを付けます。
特に、デザイン面で言うと、このくぼみは天板の丸みと同じ円周になってます。
過去のちゃぶ台の文献 (下の写真のコピーで「主婦の友」社だったと思う) を見てみますと、丸みを同一円周とすることで、
次に、足を2本づつ繋ぎます。
この時、繋ぎ部分と足が直角になるようにします。
板羽根
板羽根部分を作ります。
この部分は足より柔らかい木を使用ましょう。今回は杉材を使用しました。
板羽根は足を抑えるために使いますが、抑える仕組みとしては板羽根の柔軟性を使って押さえます。
その為、板羽根が硬すぎると羽根の役目を果たさないので足よりは柔らかい材を使用します。
枠
次に、枠を作ります。
この部分は硬い材で作る方が良いでしょう。
枠に足と羽根を組み合わせて、ちゃぶ台の足を完成させます。
この時点でちゃぶ台の8割は完成と考えていいです。
天板
次に天板を作ります。
通常、1枚で作るのは無理なので複数枚を繋いで1枚の天板とします。
今回は3枚の板で天板を作りました。
板を繋ぐときは溝を掘り、そこにベニヤ板等が噛むようにします。その状態で木工用ボンドを注入し、繋いでいきます。
市販のビスケットと言うジョイントもあり、こちらは木工用ボンドを使用するとビスケットが膨らみ、更に抜けにくくなる仕様です。個人的にはベニヤ板を繋ぐでいいと思います。
天板をカットし、接続部分に黒檀で詮をします。
これで、天板は完成。
仕上げ
最後に、足と天板をビスで繋げば完成です。
仕上げはニスや油で塗装すれば完成です。
おわび
ここで作ったちゃぶ台ですが、実は結構大掛かりな道具を使用しています。
と言うのも、足に使ったナラ材はかなり固く、足に丸みをつけるには昇降盤と言う機械を使ってます。
又、天板の繋ぎに使った溝も同じく昇降盤を使います。
板をボンドで接着し、接着中の抑えとして大きなクランプと言う道具を使っているのですが、通常のご家庭には無い道具です。
ここまで書いて、何ですが、このちゃぶ台の作業工程はご家庭ではちょっと難しいかと・・・すみません。
後、もう少しいい写真を撮って乗せ直したいです。
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